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ふっこう日記
2013/06/29

3.11東日本大震災で被災された方を応援します!

東日本大震災で被災した石巻市のS様の住まい造りがスタートします。
石巻で家づくりスタート石巻で家づくりスタート

大津波で被災した場所ではなく、市内に住宅地を買い求めての
住まい造りとなりました。

災害復興住宅融資制度も少しずつ浸透し、やっと今回の運びとなりました。

それにしても、あれから2年数ヶ月が経ち、やっと動き出した感があります。
今回のS様のご決断は、一般の被災者の方に比べるとずいぶん早い決断のようです。

被災地では、まだまだ仮設住宅にお住まいの方が、大勢いらっしゃいます。

悲惨な大災害を風化させない、元の生活に被災者の一人一人が
早く戻れるように応援を続けていきたいと思います。

2013/07/03

石巻で家づくりスタートしました!

3.11 被災地 石巻での
【ちょっとした夢をかなえる家造り】がスタートしました。

石巻での家づくりいよいよです。
東日本大震災で被災したS様の夢造りが始まりました。

地盤状態調査地盤状態調査

基礎工事を始める前に、家を建てる土地の地盤の状態を調査します。

調査結果により、そのまま基礎工事を始められる土地か?
何らかの地盤補強が必要な土地かがわかります。

以前は建築士さんや職人さんの経験から
決められていた時期もあったようですが、現代は違います。

決められた地盤調査の方法により、地盤の補強が必要かどうかが決められます。
地盤改良工事が必要な現場は、その現場の状況に合わせた地盤の補強工事を行い
基礎工事に入ります。

特に東日本大震災でも話題になった地盤の液状化や、
地盤沈下による住宅の崩壊などの記憶が新しいです。

家族の集う大切な住まいが、そうならないように
地盤調査をきちんと行い、適切な対応を取る必要があります。

今回のS様のお宅は、タイガーパイル工法という地盤改良工事を行います。
ソイルセメントコラム工法の優れた摩擦力と
段付き形状の鋼管を芯材として採用する事により、
高い支持力を実現した工法です。

地盤改良工事地盤改良工事

これで<安心の第一歩>スタートです。

2013/07/06

仙台の現場視察に行ってきました。(その1)

仙台市内で3、11東日本大震災の災害復旧工事現場に行って来ました。

むすび丸

この現場は震災で地中の下水道管(汚水管)が壊され、
生活廃水が流せなくなり、破壊された下水道管を修理している現場です。
下水道管の入れ替え修理が終わり、アスファルト舗装の仕上げ工事を行っていました。

東日本大震災の災害復旧工事東日本大震災の災害復旧工事

アスファルト舗装の復旧は、既設のアスファルト舗装を撤去します。

東日本大震災の災害復旧工事東日本大震災の災害復旧工事

アスファルト舗装を撤去後、砕石を補足して、ローラーで踏み固め
アスファルト舗装の下地となる路盤を作ります。

この時に路盤の上に仕上げるアスファルト舗装の規定の厚さが
確保できるように路盤を仕上げることと、仕上がり面を平坦にすることがポイントになります。

下地である路盤の仕上がりが、表面のアスファルト舗装の出来具合を左右します。
なんだか、女性のお化粧に似ているかもしれません・・・。

東日本大震災の災害復旧工事東日本大震災の災害復旧工事

アスファルト舗装を行うときは、アスファルト乳剤と呼ばれる
石油系製品を使用します。そのため付着すると油ですので落ちにくくなります。
乳剤が付着しないように養生する必要があります。

東日本大震災の災害復旧工事

アスファルト舗装を平坦にきれいに仕上げるためには
アスファルトフィニッシャーと呼ばれる特殊な重機を使用します。

大震災後、しばらくの間は東北道や主要道路の補修工事のため、
アスファルトフィニッシャーが大不足しました。
最近になってやっと手配できるようになり、今後の震災復興が加速することを願っています。

東日本大震災の災害復旧工事東日本大震災の災害復旧工事
東日本大震災の災害復旧工事

2013/07/05

石巻市での【ちょっとした夢をかなえる家づくり】その3

いよいよS様の家づくりがはじまりました!

石巻市での家づくり

基礎工事が始まりました。

コンクリートは圧縮力と呼ばれる押しつぶす力に対しては
めっぽう強いのですが、引っ張り力には弱いんです。
そのため、弱い引っ張り力を補うために鉄筋を入れます。
この鉄筋はコンクリートを打設すると、基礎コンクリートの中に入って見えなくなります。

コンクリートを打設する前に、

「きちんと設計どおり配筋されているかどうか?」

の検査を行います。

石巻市での家づくり

基礎コンクリートに使用する生コンの品質管理も大切な作業です。
設計どおりの強度を確保できているかどうか?
基礎に使われている生コンの強度の管理もきちんと行い、地震に強い基礎をつくります。

テストピースと呼ばれるサンプルを現場で採取し、
生コン打設後7日目と28日目に、実際に破壊して強度を調べます。

ここまでやると、公共工事並みの現場管理です。スランプや空気量なども管理しています。

石巻市での家づくり

いよいよ生コンの打設です。
コンクリートポンプ車を使い、材料の分離が生じないように生コンを打設します。

石巻市での家づくり

基礎工事は家の土台です。

基礎がしっかりしていないと、良い家造りにはつながりません。
家造りを実践中の皆さんやこれから始める皆さんは、
基礎工事を大切に考えて家造りを進めてください。

2013/07/08

仙台の現場視察に行ってきました。(その2)

仙台市内で3、11東日本大震災の災害復旧工事現場に行って来ました。

この現場は震災で地中の下水道管(汚水管)が壊され、生活廃水が流せなくなり
破壊された下水道管を修理している現場です。
東日本大震災の災害復旧工事東日本大震災の災害復旧工事
東日本大震災の災害復旧工事

本線は都市計画道路で、地下埋設物管(水道管、ガス管、電話回線など)が
多数埋設されています。

また、埋設されている各管の深さが一般の道路に比べて、かなり深く埋設されています。
そのため、下水道管の修理では、他の地下埋設物管に注意しながら、
深く掘らなければいけないという困難な作業になってしまいます。

東日本大震災の災害復旧工事東日本大震災の災害復旧工事

一度掘った土は埋め戻しても、再び掘り起こすと崩れやすくなります。
地下埋設物管を埋めるために何回も掘り起こしたところに
修理しなければならない下水道管が埋設されています。
ですから、掘っても掘っても周りの土が崩れ落ちます。
そんな困難な現場で、震災復旧工事は行われています。

【プロジェクト X】の世界です。(笑)

最後まで事故を起こさないように復興工事を進めていきたいです。


2013/07/09

宮城県塩竃市の現場視察に行ってきました(その1)

塩竃市は仙台市の北側に位置する港町です。
3.11東日本大震災では津波の被害を受けました。
あれから2年数ヶ月が経ち、一歩一歩、元の街に戻ろうと
市民は懸命に暮らしています。
私たちは、私たちに出来ることを通じて、そんな塩竃市の震災復興を
応援したいと思っています。

塩竈 毎朝の全員朝礼

安全第一!私たちは毎朝安全朝礼を行っています。

塩竈 毎朝の全員朝礼塩竈 毎朝の全員朝礼

安全な作業がしやすく、健康維持のためにラジオ体操も欠かせません。

塩竈 毎朝の全員朝礼塩竈 毎朝の全員朝礼

各作業所ごとに分かれて、本日の作業の確認と、
事故が起きそうな危険を伴う作業の手順
現場での注意事項を作業員さんと全員で確認しあい、
現場での事故防止に努めます。

塩竈 毎朝の全員朝礼塩竈 毎朝の全員朝礼

これからの季節は特に【熱中症】に注意が必要です。
規則正しい生活、睡眠時間の確保、適度な水分補給などに
気をつけ、今年の夏も熱中症事故0を目指します!


2013/07/10


塩竃市内では3.11東日本大震災で壊れた下水道管を、
今も懸命の復旧作業が続いています。

震災で壊れた下水道管工事

下水道管、全てが壊されたわけではなく、壊された部分と、まだ使える部分があります。
私たちは、使える部分はできるだけ利用し、壊れた部分に限定して修理をしています。
これは、土の中に埋まっている下水道管の修理ですから、かえって手間がかかります。
人手不足の上に、手間がかかる仕事の仕方をしているわけですから
なかなか進まないのもいたしかたないところがあります。

震災で壊れた下水道管工事震災で壊れた下水道管工事

そして、工事が進まない最大の要因は海水です。
潮の干潮満潮で工事現場に海水が押し寄せます。
ひとたび海水が押しよせると、大型の水中ポンプを使っても排水しきれません。
そして海水は、土を崩し、私たちの地中での作業を妨害します。

震災で壊れた下水道管工事震災で壊れた下水道管工事

それでも、工事現場で作業してくれている社員さんたちは、へこたれることなく、
一本一本下水道管を修理してくれています。震災前の塩竃の街に戻ることを願って・・・。


2013/07/11


宮城県塩竃市の現場視察に行ってきました(その3)

東日本大震災で壊れた下水道管は、歩道に埋められていた
下水道管も容赦なく破壊しました。

塩竈の歩道工事塩竈の歩道工事

歩道の工事を行う場合、歩行者の通行を確保して工事を
行わなければいけません。
また、歩道は狭いため、機械を使用する工事は
さまざまな規制を受けながらの工事になります。

特に塩竃地区は港町で、潮の干満の影響をすぐ受けます。
そのため、歩道を工事するにも薬液注入工事を行い
地盤の改良補強工事を行わないと、下水道管の修理工事ができません。

塩竈の歩道工事塩竈の歩道工事

こちらの地盤補強工事を担当してくれた皆さんは、
関西から応援に来てくれた方々です。
今日で、予定していた工事が全て終了し、翌日に作業所の片付けをして
帰省するそうです。

今年一月からほぼ半年振りに帰れるそうで、全員ニコニコしていました。
やっぱりみんな自宅(家)が良いよね!

工事完了時の最後に事故はおきやすいそうです。
くれぐれも最後の最後まで、自宅に帰るまで
気を抜かないようお願いしてきました。

塩竈の歩道工事塩竈の歩道工事
塩竈の歩道工事塩竈の歩道工事


2013/07/12


宮城県塩竃市の現場視察に行ってきました(その4)

塩竃市新浜地区は食品加工工場が立ち並び、
輸送用の大型トレーラーが行きかう工場地区です。
東日本大震災の津波で被災し、道路は凸凹状態でした。
凸凹になった幹線道路を修理しています。

塩竈市のマンホール工事塩竈市のマンホール工事

下水道のマンホールは大津波で飛び出したり、陥没したりの状態でした。
道路の仕上がりの高さにあわせて、マンホール蓋の高さを調整しなおします。

塩竈市のマンホール工事

塩竃市の汚水管のマンホールは花柄模様でした。

塩竈市のマンホール工事


2013/07/16


宮城県塩竃市の現場視察に行ってきました(その5)

本塩釜駅周辺で10ヶ所ほど、下水道管の補修工事をさせてもらっています。

むすび丸

毎月工事現場を確認する度に、住民の方々のご協力のもと、
少しづつですが、確実に大震災前に戻ろうとしています。

シートパイルで山止めして、地下5メートル位掘り下げていた現場も
完成間近になりました。

本塩竃駅近辺で下水管工事本塩竃駅近辺で下水管工事

今年入社した私の後輩の細川君です。まだ入社して3ヶ月ですが、
飛び回って現場の管理をしてくれていました。頼もしい新人さんです。

本塩竃駅近辺で下水管工事

塩竃港近くでも汚水管の修理をしています。
海水が浸入してきて、工事を困難なものにしています。
薬液注入工法という地盤改良工事を行って下水工事を行っていますが、
海から50メートルほどの距離では海水の影響をまともに受けてしまいます。
潮の干満を考慮して、工事せざるを得ません。

この日もお昼の休憩を通常の12時から午後2時に変更して
工事の対応を行っていました。事故を起こさないように、
安全第一でよろしくお願いします。

本塩竃駅近辺で下水管工事本塩竃駅近辺で下水管工事
本塩竃駅近辺で下水管工事本塩竃駅近辺で下水管工事


2013/07/17


牛タンの【太助】さんに行ってきました!
毎月仙台に出張していますが、横浜では
「仙台の牛タン屋さんで食事したい!」
とよくいわれます。

私は宮城県の出身です。
宮城に住んでいた時は、牛タンを食べた記憶がありません!!

学生時代に横浜に引っ越しましたので
外食そのものを経験したこともありませんでした。
それにしても、当時は『牛タン』の言葉すらでませんでしたねぇー

今回は横浜でお世話になっているA様の
仙台出張に合わせて、私も仙台支店に行ってきました。

A様と夜の国分町で待ち合わせをし、仙台支店の社員さんに
美味しい牛タン屋さんに連れて行ってもらいました。

そのお店は『太助』さんでした。

牛タンの【太助】さん牛タンの【太助】さん

太助さんは、牛タンとうなぎの2大メニューでした。
焼きと定食の2種類のみ。

飲むのか? 食うのか?
はっきりしろ!!! って

お店の大将が言っているようでした。(笑)

“焼き”をいただきましたが、肉厚で美味しい牛タンでした。

A様にも大変喜んでいただき、太助さん!
美味しかったです。大変お世話になりました。

むすび丸


2013/07/18


七ヶ浜中学校のグラウンドをつくります!

宮城県宮城郡七ヶ浜町。太平洋に面した海の町。
そこは3・11東日本題震災で甚大な被害を受けました。
町役場には当時の大津波が街を襲ったときの状況や
トルコからの緊急支援救助の様子を展示していました。

私は宮城県の出身です。私の兄が七ヶ浜町に住んでいます。
大震災が発生し、大津波が七ヶ浜の街を襲った話を聞きました。
すぐさま、兄に電話をかけても連絡がつきませんでした。
来る日も来る日も電話をかけますがつながりません。
当時は、通信網が大打撃を受け一般電話も携帯電話も、
つながりにくい状態が続きました。

日に日に私の心も体も重くなるのがわかりました。

震災から一週間ぐらい経ち『もうだめかなー』っと思った時に、
ショートメールが頭の中に浮かびました。
もちろん、兄とショートメールのやりとりをこれまでしたことはありません。

最後の望みにかけて、ショートメールを 

「大丈夫?」   ポチッ!

それからの時間がとても長く感じました。

すると、2日後です。
「大丈夫」 のショートメールが・・・(涙、涙、涙)
良かった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

3・11 

この日愛する家族や大切な住まいをなくされた方は大勢います。
あらためて、天国に行かれた方々にご冥福を、
そして、あらためて故郷の復興のためにお役に立てるように頑張ることを誓います。

七ヶ浜町の被災者の方々は、七ヶ浜中学校のグラウンドに建てた仮設住宅で生活されています。
そのため、七ヶ浜中学校の生徒さんたちはこれまで、グラウンドを使えませんでした。

七ヶ浜中学校に新しいグラウンド七ヶ浜中学校に新しいグラウンド
七ヶ浜中学校に新しいグラウンド


隣接する調整池を造成し新しいグラウンドを新設します。

七ヶ浜中学校に新しいグラウンド七ヶ浜中学校に新しいグラウンド
七ヶ浜中学校に新しいグラウンド七ヶ浜中学校に新しいグラウンド

現状は大きなため池と雑木林ですが、一日も早くグラウンドを造り、
七ヶ浜中の生徒さんたちがおもいっきり運動ができて
笑顔や笑い声がたくさんな、グラウンドをつくりたいと思います。

七ヶ浜中のみんな!待っててね!

むすび丸


2013/07/20


仙台市内の大震災で壊れた下水道管を修理しています。

仙台支店で大震災の復興工事を担当させてもらっています。

むすび丸

この現場は、下水管(汚水管)が大震災により破壊され、使用できなくなっています。
下水道管を耐震性の高い新しい下水道管に入れ替えています。
入れ替え作業にあたって、壊された下水道管には、
汚物が溜まりにたまった状態だったそうです。

それもそのはずで、大震災が発生して既に2年数ヶ月が経ちます。
当時から下水管が壊されて、流れない状態で
今日に至っているわけですから、すごいことになっているのは想像できます。

まして、この道路は幹線道路で、下水道管の埋設位置が深く、
下水道管を入れ替えようと掘り下げていくと、平行している電柱が
傾いてくるそうです。
そもそも電柱も大震災でガタついています。
ガタついている電柱のわきを深く掘り下げるのですから・・・。

震災で壊れた下水管の工事震災で壊れた下水管の工事
震災で壊れた下水管の工事
この現場の近くでは、試掘工事を行っていました。
試掘工事とは、これから工事をする予定の場所に
どんな地下埋設物(水道管やガス管など)があるかを
本工事前に事前調査をするものです。
地下にある埋設物によって設計の仕方や工事の施工方法がわかります。

震災で壊れた下水管の工事震災で壊れた下水管の工事

しっかり調査して、安全に震災復旧工事を進めていきたいです。


2013/07/22


石巻市での【ちょっとした夢をかなえる家づくり】その4

いよいよ上棟です。

木材のプレカット(加工)はコンピューター制御の
ミリ単位で管理され、加工工場で全て行われます。

現場には、加工された部材が搬入され組み立てられます。

石巻での家づくり石巻での家づくり

■上棟時の注意点としては、

1:高所作業がともなう事から上棟に先行して足場工事を完了させ、
  高所での作業時の足場を確保して、墜落事故を防ぐこと。

2:床合板を早い段階で敷き詰め、転落事故の危険を防ぐこと。

3:作業員さんの安全確保のためヘルメットを着用すること。

4:いろいろな金物で土台と柱、柱と梁をつなぎとめます。
  この金物は耐震性能にも直結します。金物の止め忘れに注意したいです。

などの注意点が上げられます。

どの項目も素人目には、なかなかわかりづらいことばかりです。
職人さんたちもわざと間違えたり、手抜きはしません。
しかし、職人さんたちの気を引き締めるためにも、
お施主様は、現場のことがわからなくても
現場をちょくちょく見に行くことをおすすめします。

上棟後、Sさまはじめ、工事関係者で上棟式を行いました。
S家のご繁栄と工事の安全、そして、東日本大震災の復興活動の
スピードアップをお祈りさせていただきました。

石巻での家づくり