2014/01/14「大津波で大災害を受けた宮城県亘理郡山元町磯浜漁港に水産物荷捌所を建設します」
宮城県亘理郡山元町立中浜小学校
そこは、3.11東日本大震災で甚大な被害が発生し廃校になった学校です。
今では被害を受けた小学校がそのまま残され
被災者を供養する五輪塔が当時の様子を私たちに伝えてくれています。
中浜小学校から車で数分の場所に磯浜漁港があります。
この地に水産業の人たちが利用する共同利用施設、作業保管倉庫を新築します。
この施設は、山元町が震災復興している街のシンボルとして
扱いたいと町役場の担当者は話してくれました。
そして、町民が施設の完成を待ちわびているそうです。
時おり小雨がぱらつく天気でした。
このあたりは、真冬でも雪はめったに降らない地域とのこと。
波の音だけが聞こえ、とても十数メートルの津波に
襲われた地域とは思えないおだやかな漁港でした。
現場は基礎工事の最中でした。
倉庫部分の基礎工事はほぼ完成していました。



共同利用施設は水槽なども設置するようです。
こちらは、基礎工事の真っ最中でした。


基礎工事で大切な、生コンクリートと鉄筋が被災地では不足しています。
この現場の近くでも、防波堤用のテトラポットを大量に作っていて、
生コンクリート工場の生コンはほとんどがテトラポット用でなくなります。
また、もともと仕事量が少ない東北地方ですから
鉄筋加工できる職人さんが少ないのです。
そこに、今回の大震災での復興工事が大量に発生し
職人さん不足と建設資材不足になっています。
港は大震災で沈下してしまいました。
港のかさ上げ工事も平行して行なっています。

大震災で亡くなられた皆様のご冥福を祈りながら
被災者の方々が元気に前に進めるように
私たちも震災復興工事を応援させていただきます。
2014/01/21「仙台市内に賃貸アパートの建設をします!」
仙台市内は東日本大震災の影響もあり、
賃貸住宅が不足しているようです。
今回、5棟の賃貸アパートを新築します。
仙台では、職人さん不足が深刻です。
鉄筋、型枠、大工さんは特に不足しているようです。
この現場はなんとか手配がつき、基礎工事の着工となりました。



基礎工事も終盤です。


ここからの職人さんの手配が非常に困難です。
安全第一で工事を進めながら、
工事の進め方も職人さんの手配しだいで大きく変動してしまいますので、
注意が必要です。
この現場はそんな職人さん不足をカバーできる、
特殊な建築方法を採用します。
どんな工法かは、上棟時の楽しみにしていてください。