「2014/02/12」
3.11で被災した人たちのためにも利用されている富谷町で町営住宅を建設します!
3.11で被災した人たちのためにも利用されている富谷町で町営住宅を建設します!
仙台市の北側に富谷町があります。
富谷町から発注された町営住宅の建設現場です。
この町営住宅の隣接に、使用中の住宅があります。
昨年、私たちが新築させていただいた公営住宅です。
3.11で家を無くされた方も、お住まいになっているようです。
![](files/cht-e197-0212-01.jpg)
このあたりは、海からはずいぶん離れているので、
津波の影響は受けません。
住まいのことで困っている人が多くいますので、
町営住宅ができると利用したい人は大勢いるようです。
現場は木工事中でした。
![](files/cht-e197-0212-02.jpg)
![](files/cht-e197-0212-03.jpg)
![](files/cht-e197-0212-04.jpg)
木工時に入る注意点として、
基礎工事で基礎コンクリートが十分固まってから上棟すること。
基礎コンクリートが固まる前に振動を与えて、
クラックなどひび割れさせないように
十分強度が上がってから工事をする必要があります。
上棟前には、一階の床工事や先行して足場工事を行ないます。
木材のプレカット(加工)はコンピューター制御のミリ単位で管理され、
加工工場で全て行われます。
現場には、加工された部材が搬入され組み立てられます。
上棟時の注意点としては、
1、高所作業がともなう事から上棟に先行して足場工事を完了させ、
高所での作業時の足場を確保して、墜落事故を防ぐこと。
2、床合板を早い段階で敷き詰め、転落事故の危険を防ぐこと。
3、作業員さんの安全確保のためヘルメットを着用すること。
4、いろいろな金物で土台と柱、柱と梁をつなぎとめます。
(この金物は耐震性能にも直結します。金物の止め忘れに注意したいです。)
以上のような注意点が上げられます。
どの項目も素人目には、なかなかわかりづらいことばかりです。
自宅を新築するときには、職人さんたちもわざと
間違えたり、手抜きはしません。
しかし、職人さんたちの気を引き締めるためにも、
お施主様は、現場のことがわからなくても
現場をちょくちょく見に行くことをおすすめします。
「2014/02/10」
大津波で大災害を受けた宮城県亘理郡山元町磯浜漁港に水産物荷捌所を建設中です!
大津波で大災害を受けた宮城県亘理郡山元町磯浜漁港に水産物荷捌所を建設中です!
宮城県亘理郡山元町立中浜小学校
そこは、3.11東日本大震災で甚大な被害が発生し
廃校になった学校です。
被災者を供養する五輪塔が当時の様子を
私たちに伝えてくれています。
中浜小学校は東日本大震災を後世に伝えるために
震災当時のままで保存されることが決まったようです。
中浜小学校から車で数分の場所に磯浜漁港があります。
この地に水産業の人たちが利用する共同利用施設
作業保管倉庫を新築しています。
![](files/cht-e197-0210-01.jpg)
この施設は、山元町が震災復興している街のシンボルとして扱いたいと
町役場の担当者は話してくれました。
そして、町民や漁業関係者が施設の完成を待ちわびているそうです。
この日は、天気も良く波の音だけが聞こえ
とても十数メートルの津波に襲われた地域とは思えない
おだやかな漁港でした。
現場は鉄骨工事の最中でした。
![](files/cht-e197-0210-02.jpg)
![](files/cht-e197-0210-03.jpg)
![](files/cht-e197-0210-04.jpg)
![](files/cht-e197-0210-05.jpg)
生コンクリートと鉄筋、鉄骨が被災地では不足しています。
この現場の近くでも、防波堤用のテトラポットを大量に作っていて、
生コンクリート工場の生コンはほとんどがテトラポット用でなくなります。
また、もともと仕事量が少ない東北地方ですから
鉄筋加工できる職人さんが少ないのです。
そこに、今回の大震災での復興工事が大量に発生し
職人さん不足と建設資材不足になっています。
工事現場は安全第一です。
建設災害の発生を無くすために、作業員さんもまじえて、
安全のミーティングを行ないました。
![](files/cht-e197-0210-06.jpg)
大震災で亡くなられた皆様のご冥福を祈りながら
被災者の方々が元気に前に進めるように
私たちも震災復興工事を応援させていただきます。
「2014/02/06」
被災地 宮城県七ヶ浜町で災害公営住宅を建設するための造成工事をしています!
被災地 宮城県七ヶ浜町で災害公営住宅を建設するための造成工事をしています!
宮城県七ヶ浜町は3.11東日本大震災で大きな被害を受けた街の一つです。
震災時、トルコから緊急支援をして頂いたことでも有名な街です。
七ヶ浜中学校のグランドには仮設住宅が建設されています。
被災した町民の方々は、仮設住宅でいろいろな不便の中で、
頑張って生活されています。
今回災害公営住宅の建設が決まり、
建設のための宅地造成工事を、私たちの会社が担当させて頂く事になりました。
![](files/cht-e197-0206-01.jpg)
![](files/cht-e197-0206-02.jpg)
![](files/cht-e197-0206-03.jpg)
![](files/cht-e197-0206-04.jpg)
今回の造成現場のすぐ近くまで、3.11の時は高波が押し寄せたそうです。
高波が押し寄せた地点が後世に伝えられるように石碑が建てられています。
先日、造成工事完成後の公営住宅建設のための建設工事の入札が行なわれました。
鉄筋コンクリート3階建ての公営住宅でしたが、またしても入札が不調に終わりました。
建設資材や人件費の大幅な値上がりで、設計価格では大赤字になるようです。
仮設住宅で不便な生活をされている方々のためにも、
一日も早く工事が完成するように頑張ります。