2015年8月25日
福島県に行ってきました!
福島県に行ってきました!
3.11東日本大震災の被害をもっとも大きく受けた場所。
東京電力福島原発の影響を受け、
想像をはるかに超えた被害がいまだに現地には残っています。
常磐線は地震の大津波で線路が流され
電車の復旧がいまだになされていません。
上り方面は線路を移設するために、撤去工事が進められています。
![線路の撤去工事中の常磐線](files/cht-e275-0901-01.jpg)
![線路の撤去工事中の常磐線](files/cht-e275-0901-02.jpg)
福島県の実態を調査して、
これから私たちがお役にたてることを考えています。
当社の社員さんの中には、南相馬市やいわき市の出身者もいます。
故郷の復興に対する思いは私と同じです。
原発事故という特殊な事情の中で、
私たちにできることをコツコツ続けていきたいです。
2015年8月26日
地すべりの緊急対策復旧工事を行っています。(前編)
地すべりの緊急対策復旧工事を行っています。(前編)
開発造成した宅地が大地震によって地すべりを発生させ、
住宅地に甚大な被害をもたらしました。
私たちの会社では、この地すべりを起こした地域の、
緊急対策復旧工事をしています。
![緊急復旧対策工事](files/cht-e275-0901-03.jpg)
地すべりを起こした地域の崩落状況により、
復旧工事のやり方が変わります。
この地域は石積ブロックが壊されました。
新しい石積みブロックに積みなおします。
![石積みブロックの積み直し](files/cht-e275-0901-04.jpg)
![石積みブロックの積み直し](files/cht-e275-0901-05.jpg)
![石積みブロックの積み直し](files/cht-e275-0901-06.jpg)
こちらの地域は宅地が地すべりを起こしています。
地すべりを止めるために鋼管杭を地中深く何本も打ち込みます。
鋼管杭によって、傾斜地の地盤崩壊を防止します。
![鋼管杭の打ち込み](files/cht-e275-0901-07.jpg)
![打ち込み完了](files/cht-e275-0901-08.jpg)
この他にも崩落状況の違う現場が多くありますので、
また後日に続きをご紹介したいと思います。
2015年8月27日
地すべりの緊急対策復旧工事を行っています。(後編)
地すべりの緊急対策復旧工事を行っています。(後編)
こちらの地域は大地震で擁壁が破壊されました。
地盤が弱いために、
柱状改良工事といわれる地盤補強工事を行っています。
地盤補強工事完了後に擁壁を造ります。
![地盤補強と擁壁](files/cht-e275-0901-09.jpg)
この地域は既存の石積み擁壁に大地震によって亀裂が入りました。
鉄筋とコンクリートで補強工事を行いました。
![補強工事と擁壁](files/cht-e275-0901-10.jpg)
![補強工事と擁壁](files/cht-e275-0901-11.jpg)
住宅地のため、住宅そのものの復旧と、植木などの植栽、
ブロック積みなどの外構、庭、デッキなどの付属施設では、
直し方も異なります。
一軒一軒、被害の状況も異なります。
その異なる被害に合わせた復旧工法を選択しなければなりません。
今回の工事は、住宅地で被害を受けた方々の宅地を復旧する工事で、
多くの被災者の宅地が被災したまま残されています。
完成するまでは、気の遠くなるような作業が待ち受けていますが、
一軒一軒、自分の家だと思い大切に丁寧に
復旧作業を続けていきたいです。
2015年8月28日
3.11東日本大震災で壊れた下水道管をなおします!
3.11東日本大震災で壊れた下水道管をなおします!
東日本大震災の復興を応援します!
宮城県塩竃市で3.11東日本大震災で壊された
下水道管をなおしています。
![復旧工事のお知らせ](files/cht-e275-0901-12.jpg)
3.11 東日本大震災
使用中だった下水道管が大震災によって壊されました。
下水道管は蛇行したりつぶれたりして壊され、
汚物は処理場に流れなくなりました。
4年半が経とうとしている今でも、
被災地の現状の現実です。
![工事現場の様子](files/cht-e275-0901-13.jpg)
![工事現場の様子](files/cht-e275-0901-14.jpg)
生活廃水は人々が生活している以上、どんどん流されます。
結果、壊れた下水道管のまわりは生活廃水の溜まり場になっています。
この地域もそんな一部です。
塩竃市は港町です。
海水の影響をまともに受ける地域です。
下水道管を修理するためには、
掘った時に地盤が崩壊しないように地盤を強化する、
地盤改良工事を先行して行なわなければなりません。
そして、もともとあった下水道管を掘り起こし、
新しい下水道管に入れ替えます。
場所によっては、地上からかなり深いところに
埋められている下水道管もあります。
大震災は一部ではなく、そこにあるもの全てを壊します。
修理工事を行っていると、大震災の凄さや恐ろしさを日々感じます。
1階部分がほぼ大津波の被害にあったこの地域では、
住宅の再建にもさまざまな課題が残されています。
移転しない人は3メートルほど人工地盤で宅地を高く作り直し、
住宅を立て直している人もいます。
写真の右側の家もそのうちの一軒です。
![建て直し中の住宅](files/cht-e275-0901-15.jpg)
さまざまな事情の中で、
被災地の方々は頑張って前進しています。
私たちも安全第一に復興の応援をします!
作業員さんと安全のミーティングを行ってきました。
![現場ミーティングの様子](files/cht-e275-0901-16.jpg)